失敗しないための「資産形成7か条」(その1)
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
当事務所ホームページでは、2週ぶりのコラムとなります。
今週からはまた毎週掲載しますので、よろしくお願いいたします!
さて当事務所では、
9月27日以後、年末までの開催セミナー
・9月27日~10月15日 「まちゼミおたる」ミニセミナー(計6回)
(テーマ:お金のプロが伝授!一生役立つ資産形成講座)
・10月4日~12月20日 「小樽道新文化センター」セミナー(計6回、うち3回終了)
(テーマ:「お金のプロ」が解説!定年後に役立つお金の知識)
・10月22日 「FPフォーラム」セミナー
(テーマ:生活に役立てよう!「ねんきん定期便」活用術)
・12月7日 「札幌消費者協会」セミナー
(テーマ:「知ってお得!「ふるさと納税」丸わかり講座」)
ということで、ここ1か月で計10本のセミナー(うち6本はミニセミナーですが)を行い、今後も年末までに4本のセミナーを行う予定です。
正直、資料を作るだけでもなかなかの仕事量ですが、ご参加をいただいた皆様に「聞いてよかった」とか「勉強になった」などのご感想をいただいたときは、すごく嬉しく、とてもやりがいを感じます!
さて、セミナーを行うにつれ、作った資料も少しずつ増えてきました。
そこで今月からは、これまでセミナーでお話しした内容の一部を、皆さんにシェアしていこうと思います!
今週からは、「まちゼミおたる」でお話ししてご好評をいただいた、「失敗しないための「資産形成7か条」」について、3回(あるいは4回)に分けて書いていきたいと思います。
1 はじめに
私自身は、今年の8月に50歳になりましたが、20歳代後半から資産形成を始めました。
最初は国内の個別株投資からスタートし、「ライブドアショック」や「リーマンショック」、「東日本大震災」などの暴落も経験してきました。
そして、2018年の市役所退職後は、リスクの軽減を図るため、投資信託を中心とした運用をするようになり、現在に至っています。また、「iDeCo」や「NISA(現在はつみたてNISA)」も活用しており、この両制度に関しては、「経験者」としての立場でお話しすることができます。
さて、今回ご紹介する「失敗しないための「資産形成7か条」」は、これまでファイナンシャル・プランナーとして学んできたことはもちろん、私自身がこれまでに経験してきたことも踏まえて、私が「勝手に」考えたものです。
なので、あくまでも「ご参考」としていただき、ご自身で「アレンジ」を加えていただければと思います(実際、私自身も「アレンジ」を加えながら、現在に至っております)。
2 失敗しないための「資産形成7か条」
それでは、勿体ぶっても仕方ありませんので、早速その「7か条」をご紹介します。
失敗しないための「資産形成7か条」
その1 何のための「資産形成」かを考えるべし‼
その2 手持ちの資金を分類し、「余裕資金」で行うべし‼
その3 自分の身を、よくわきまえるべし!!
その4 「投資」と「投機(ギャンブル)」は違うことを理解すべし!!
その5 商品や資金は、分散を心がけるべし!!
その6 暴落があっても、退場せずコツコツと続けるべし!!
その7 困りごとは、一人で悩むことなかれ!!
ということで、ここからは、私がこのように考える理由をそれぞれご説明したいと思います。
3 何のために「資産形成」をしますか?
まずは、「その1 何のための「資産形成」かを考えるべし‼」について、ご説明したいと思います。
さて、「資産形成」をするといっても、一人ひとり様々な目的があることでしょう。
あなたは何のために「資産形成」をしますか? たとえば…
・「生活費の取崩し額を月1万円増やしたい」というシニアの方
・「老後資金を2000万円貯めたい」という40~50歳代の方
・「早期に1億円を作って、FIRE(※)したい!」という20~30歳代の方
※ FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的な自立を実現させて、仕事を早期にリタイアしよう!」という考え方です。元々は欧米を中心に流行していた考え方ですが、これが日本でも若い世代を中心に注目されるようになり、最近は書店で投資本のコーナーを覗くと、目立つ場所にたくさんの本が並べられています。
さて今、3つの例をあげましたが、これらの方々の「資産形成」の目的は全く違います。
そして当然ながら、これらの方々が行うべき資産形成のやり方は全く異なりますし、購入する商品も全く異なるでしょう。
何より大事なのは、「大きな利益を得ようとすればするほど、そのリスクも比例して高くなる」ということです。大きな利益を得ようと考えるのでしたら、それに見合ったリスクを背負わねばなりません。
だからこそ、「何のための資産形成か」ということを、明確にしなければならないと思います。
特に、年金が収入の柱となるシニアの方は、失敗は絶対に許されません。大きな損失が出た場合に、それを稼働収入でカバーすることが難しいうえ、取り戻すための時間も少ないからです。
よく、「退職金で資産運用を!」という方がいらっしゃいますが、始める際には、ファイナンシャル・プランナーなどの専門家に相談しながら、必要以上に大きなリスクを背負うことのないよう気をつけましょう。
4 おわりに
ということで、今回は「失敗しないための7か条」をご紹介したうえで、「その1」をご説明しました。
次回はその続き、「その2」からご説明したいと思います。
次回以降も、私自身の経験なども踏まえながら書きたく思いますので、興味深くお読みいただけますと幸いです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。