今月募集分の「個人向け国債」の利率が発表されました
ご覧いただきありがとうございます。
さて、本日放送した「FP辰田のサン・サン・トーク!」の番組内でも「個人向け国債」についてお話ししましたが、先ほど、今月募集分の個人向け国債の利率が財務省より公表されました。
※番組の録音放送も、「FMおたるホームページ」にアップされました。下のリンクからお聞きになれます(「個人向け国債」の話題は、8分55秒から約3分間です)。
「FP辰田のサン・サン・トーク」25年7月2日放送分 – FMおたる
7月募集分の「個人向け国債」の利率(募集期間:7月3日~7月31日/発行日:8月15日)
- 変動10年型:初回適用利率 年 0.96%(税引前)/0.765%(税引後)
- 固定5年型:年 0.96%(税引前)/0.765%(税引後)
- 固定3年型:年 0.76%(税引前)/0.606%(税引後)
先月年1%(税引前)だった「変動10年型」と「固定5年型」の利率は、残念ながら1%を割ってしまいましたが、それでも年0.96%の利率となりました。
番組内でもご紹介しましたが、あらためて「個人向け国債」の特徴などを整理してお伝えします。
▶ 個人向け国債とは?
国が発行する債券のうち、個人を対象に販売される、比較的安全で手軽な金融商品です。1万円から購入でき、国による元本保証があるのが大きな特徴です。
▶ 主なメリット
① 元本割れなし:満期まで保有すれば、額面100円につき100円が戻ります。
② 利息が定期的に支払われる:半年ごとに利払いがあり、運用のイメージがつかみやすいです。また、利息には年0.05%の最低保証もあります。
③ 1年後から中途換金OK:急な資金需要にも対応できます。ただし、直近2回分の利子等が調整額(ペナルティのようなもの)として差し引かれます。
▶ 購入できる場所
銀行、証券会社、ゆうちょ銀行など、ほとんどの金融機関で購入できます。オンライン申込にも対応しており、購入手数料はかかりません。
▶ 注意しておきたいこと
・変動10年型は、半年ごとに利率が見直されます。市場金利が上がれば利息も下がるのに対し、市場金利が下がれば利率も下がります。
・中途換金時には、直近2回分の利子等が調整額として差し引かれます。
・利子には20.315%の税金がかかります。なお、NISA制度は利用できません。
番組内でもお話ししましたが、最近の金利上昇を受けて、個人向け国債の販売量が増えており、特に50代以上の方が多く購入しているようです。
今回の利率情報を参考に、「個人向け国債」ご自身の資産運用にどう活かせるか、検討してみるのも良いのではないかと思います。
ご不明な点がありましたら、お気軽に当事務所までお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回(いつになるか分かりませんが)も、どうぞお楽しみに!